「のはらうたⅤ」が野間児童文芸賞を受賞 [のはらうた]
講談社のNさんから今年の野間児童文芸賞に くどうなおこさんの「のはらうたⅤ」が受賞したという連絡を貰って、子どものように心がはずんだ。授賞式は12月17日だが、その前に記者発表をするというので、11月7日(金)の夕方、帝国ホテルに行った。記者発表は くどうさんの受賞を喜ぶあいさつのあと、何人かの記者から質問があり、そのあと乾杯してパーティーがあり、不覚にも酔い、我を忘れて気がつくと夜の10時を回っていた。
黒田三郎の詩に「僕はまるでちがって」という恋唄がある。なるほど自分はなにもかも昨日と同じなのだが、それでも僕はまるでちがってしまったのだ。と唄ったあと、
ああ/薄笑いやニヤニヤ笑い/口をゆがめた笑いや馬鹿笑いのなかで/僕はじっと眼をつぶる/すると/僕のなかを明日の方へとぶ/白い美しい蝶がいるのだ。
白い蝶こそ見えなかったが、はなやかな宴に「僕はまるでちがってしまった」。
「のはらうたⅠ」は今から24年前に出た。同賞は今年で46回目になるが詩人が受賞したのは、まど・みちおさんと谷川俊太郎さんでくどうさんは三人目という。童話屋は、凡そ賞とは無縁だっただけに、週が明けた今日になってもまだ実感がわかない。
なお、記者会見は野間賞の決定順ということで、くどうさんが一番。二番目は町田康さん野間文芸賞。三番目に津村記久子さん野間文芸新人賞とつづいた。
黒田三郎の詩に「僕はまるでちがって」という恋唄がある。なるほど自分はなにもかも昨日と同じなのだが、それでも僕はまるでちがってしまったのだ。と唄ったあと、
ああ/薄笑いやニヤニヤ笑い/口をゆがめた笑いや馬鹿笑いのなかで/僕はじっと眼をつぶる/すると/僕のなかを明日の方へとぶ/白い美しい蝶がいるのだ。
白い蝶こそ見えなかったが、はなやかな宴に「僕はまるでちがってしまった」。
「のはらうたⅠ」は今から24年前に出た。同賞は今年で46回目になるが詩人が受賞したのは、まど・みちおさんと谷川俊太郎さんでくどうさんは三人目という。童話屋は、凡そ賞とは無縁だっただけに、週が明けた今日になってもまだ実感がわかない。
なお、記者会見は野間賞の決定順ということで、くどうさんが一番。二番目は町田康さん野間文芸賞。三番目に津村記久子さん野間文芸新人賞とつづいた。
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