安野光雅さん 菊池寛賞を受賞
安野光雅さんが菊池寛賞を受賞すると言うニュースを聞いて、電話をすると、贈呈式に出ないかと誘ってくださった。ホテルオークラの曙の間で12月5日の夕方だという。晴れがましい席は僕には似合わないのだが、安野さんは初めて出会ったときから兄貴分で、ぼくはいつも「はい」の人をやってきたので、この日も「はい、出席します。」と答えた。
やがて文芸春秋社から招待状が届いて、胸につける名札も送られてきた。見ると、贈呈式のあと平安の間で文芸春秋社の忘年会を兼ねたパーティをするとのこと。とたんに心細くなった。誰も知り合いはいないし、兄貴分は壇上だし、いったい何を着ていけばいいのかも皆目見当がつかない。
しばらく困って、空を仰いだら雲間から小さな池のような青空が見えた。安野さんが笑っているようだった。普段着のままで(それでもネクタイはして)安野さんに「おめでとうございます」を言えばいいとわかった。すると産経抄を書いていた石井英夫さんの顔を思い出した。彼は以前、菊池寛賞の選考委員をしていた。ひょっとしたら会えるかも、と思ったら、一転パーティが楽しみになってきた。
やがて文芸春秋社から招待状が届いて、胸につける名札も送られてきた。見ると、贈呈式のあと平安の間で文芸春秋社の忘年会を兼ねたパーティをするとのこと。とたんに心細くなった。誰も知り合いはいないし、兄貴分は壇上だし、いったい何を着ていけばいいのかも皆目見当がつかない。
しばらく困って、空を仰いだら雲間から小さな池のような青空が見えた。安野さんが笑っているようだった。普段着のままで(それでもネクタイはして)安野さんに「おめでとうございます」を言えばいいとわかった。すると産経抄を書いていた石井英夫さんの顔を思い出した。彼は以前、菊池寛賞の選考委員をしていた。ひょっとしたら会えるかも、と思ったら、一転パーティが楽しみになってきた。
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