きみが好きだよ 大木実 [出版]
今秋10月初めに詩人大木実さんの詞華集「きみが好きだよ」を出版する。
というので、各書店宛にお知らせをしたところ、初日に91件400冊とたくさんの注文をいただいた。どちらかといえば無名にちかい大木実さん。知られている詩は「前へ」という詩で
少年の日読んだ「家なき子」の物語の結びは、こういう言葉で終っている。
―前へ。
僕はこの言葉が好きだ。
(中略)
辛いこと、厭なこと、哀しい ことに、出会うたび、
僕は弱い自分を励ます。
―前へ。
タイトルになった「きみが好きだよ」は「妻」という詩から採った。30年連れ添った妻が台所で煮物をしている。髪に白いものがみえる妻。この妻を詩人は好きだ。
口にだして言ったらおかしいだろうか
―きみが好きだよ
青年のように
青年の日のように
この一行で編者はこの詞華集を編む気持ちになった。
お知らせの初日に400冊の注文は編集者冥利に尽きる。注文をくれた書店さんに心からお礼を申し上げます。
というので、各書店宛にお知らせをしたところ、初日に91件400冊とたくさんの注文をいただいた。どちらかといえば無名にちかい大木実さん。知られている詩は「前へ」という詩で
少年の日読んだ「家なき子」の物語の結びは、こういう言葉で終っている。
―前へ。
僕はこの言葉が好きだ。
(中略)
辛いこと、厭なこと、哀しい ことに、出会うたび、
僕は弱い自分を励ます。
―前へ。
タイトルになった「きみが好きだよ」は「妻」という詩から採った。30年連れ添った妻が台所で煮物をしている。髪に白いものがみえる妻。この妻を詩人は好きだ。
口にだして言ったらおかしいだろうか
―きみが好きだよ
青年のように
青年の日のように
この一行で編者はこの詞華集を編む気持ちになった。
お知らせの初日に400冊の注文は編集者冥利に尽きる。注文をくれた書店さんに心からお礼を申し上げます。
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