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俵万智さん講演会in浜松6月 [告知]

バンザイの姿勢で 眠りいる吾子よ
     そうだバンザイ 生まれてバンザイ

 昨年、銀座の児童書専門店・教文館ナルニア国で開催して好評いただきました、俵万智さんとの対談講演会が、浜松で下記のように開かれます。
 俵さんの小社刊「生まれてバンザイ」をもとに、子育て真っ只中のエピソードや子どもの成長を見守る日々について伺います。

聞き手 田中和雄
日時 2012年6月10日(日) 10時〜11時50分(開場9時30分)
会場 アクトシティ浜松 中ホール
入場料 1,000円
定員 600名
お問合せ・チケット窓口 いぬかい小児科 053-468-7511(チケット発売中)
            9時~17時30分(木・日・祝日休)

※お詫び(3月26日付)
 チケット発売は★4月10日より★開始いたします。

「ふくそうげんぞう」改め「かぜみつる」よりごあいさつ [のはらうた]

 昨年末まで朝日小学生新聞に連載されていたコラム「ときどきのうた」は、4月から毎日新聞・本紙に「まいにちのうた」となって隔週で掲載されることになりました。
 詩を選んで選評を書くのは、「かぜみつる」こと田中和雄です。

 ぼくたちは人間ですが、心のなかで蝶になったりライオンになったり、桜の木になることができます。靴になったり、パンになったりもできますよ!

 そうやって自分ではない「だれか」「なにか」になって詩を書いて、毎日新聞に送ってください。楽しみに待っています。



【みなさんの詩を募集します】

●小学生を中心とした子どもたちが応募できます。

●作品と題名、なりきったものの氏名(例:かまきり りゅうじ)、
 郵便番号・住所・お名前・電話番号・学校名・学年・年齢・性別
 ——— 以上を書いて、下記にお送りください。

●送り先:〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「まいにちのうた係」

●締め切りはなく、応募作品は返却しません。
●掲載作品の著作権は毎日新聞社に帰属します。
●掲載した人に、工藤直子さんのサイン入り『のはらうた』を贈ります。
●毎日新聞のほか、インターネットサイト「毎日.jp」にも掲載します。



まいにちのうた72.jpg
毎日新聞・朝刊2012年2月19日付
<画像をクリックすると拡大します>
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谷川さんの傘寿ベリマッチの会 [日記]

 先週14日に渋谷で開催された、谷川俊太郎さん80歳のお誕生日会「傘寿ベリマッチの会」に呼ばれて行ってきました。
 ご子息・賢作さんのピアノあり、和田誠さんやくどうなおこさんとの鼎談あり…小室等さん、糸井重里さんら多数のお客さまで賑わいました。
 会場には、谷川さんの姿を型どったクラッカーが用意されていて、6種類のペーストをつけて、皆で頭からガリガリかじりました。(楽しいアイデアです)
 谷川さんからのお土産付き、抽選で景品もたくさんです。「傘寿を祝う」という80行のお洒落な詩も、お土産に入っていました。
 たくさんのいい友達に囲まれて、谷川さんは恥ずかしそうにこの日ばかりはおとなしくしていました!
谷川さん01.jpg
谷川さん02.jpg
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新刊「えいご・まどさん」と、まど・みちおさんの近況 [出版]

えいごまどさん120.jpg

 12月発売の新刊は、「えいご・まどさん」。好評既刊「えいご・のはらうた」につづく英語対訳詩集です。
 「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」や「一ばん星」「くまさん」「おならは えらい」など、46編のまどさんの詩が、エリオットさんの英訳でやさしく読めます。
 まどさんの詩は昔、美智子皇后の手で英訳され国際アンデルセン賞を受賞しました。
 まどさんはこんどの「えいご・まどさん」をたいへん喜んでくださって、出来上がったらぜひ、美智子皇后に差し上げたいとおっしゃっています。

まどさん.JPG

 この写真は、入居先のホームで、11月13日にご一緒に撮った写真です。まどさんは耳が少し遠くなりましたが、ごはんも三食ちゃんと食べて、ぼくがお土産に持参した八つ頭のきぬかつぎを美味しそうに召し上がりました。
 本にサインをしてくださり、パズルを楽しんだり、ときどき歌を口ずさんだりして、とてもお元気です。本日お誕生日を迎えられて、102歳。まどさん、いつまでも長生きしてくださいね。
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童話屋編集者田中和雄 講演予定【12月

◆12月1日(木)13:45~15:45
 「国際子ども図書館」ガイドツアーと楽しい絵本のお話
日本橋高島屋セミナー主催

明治39年に帝國図書館として建築された国際子ども図書館を訪ねます。
火・木無料で実施されている館内ガイドツアーに参加、図書館の仕事と役割など解説付きで巡ります。
終了後は「てぶくろ」などを題材に、絵本の世界を味わうティータイムです。

会場:国際子ども図書館(東京・上野)
受講料:高島屋友の会 会員3,465円/一般3.675円(お茶代込)
講師:田中和雄(童話屋)
定員:15名
お問合せ:03-3246-2175(日本橋高島屋セミナー事務局)
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童話屋編集者田中和雄 講演予定【11月】

読書の秋がやってきました。お近くのみなさま、ぜひお立ち寄りください。

◆11月9日(水)18:00〜19:30「詩のはなしを詩よう」最終会
教文館ナルニア国(東京・銀座)
今回は、茨木のり子さんについて取り上げます。
ゲスト:NHKアーカイブスディレクター 遠藤尚子さん
お問合せ:03-3563-0730

◆11月10日(木)14:00〜16:00「石垣りんさんの話」
◆11月17日(木)14:00〜16:00「茨木のり子さんの話」
松本市あがたの森文化会館(長野・松本市)
お問合せ:026-224-0511

◆11月21日(月)13:30〜16:30「こんなに深い絵本のメッセージ」
東京都主催 保育士研修講座
お問合せ:財団法人東京都福祉保健財団(03-5206-8732)

◆11月25日(金)10:00〜12:00「詩の扉ひらけ ごま」
越谷市立図書館(埼玉・越谷市)
お問合せ: 048-965-2655
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新刊「宮沢賢治の心を読む(Ⅰ)」 [出版]

 “草山万兎(くさやま まと)”さんは、河合雅雄さんのペンネームです。河合さんといえば、サル学の世界的権威です。モンキー博士と呼ばれ、サル語にも通じています。若いころから宮沢賢治を愛し、いつか子どもたちに、やや難解な賢治童話のほんとうのメッセージを解き明かしたい、と願っていました。
 そこで、生きもの語に通じる賢治の世界に分け入って、難渋しながらも、ついに賢治童話のナゾの扉を開けることに成功しました。これは一巻目で、
  雪渡り
  なめとこ山の熊
  注文の多い料理店
  セロ弾きのゴーシュ
の四作品を解釈しています(原文併記です)。

 二巻目は来年春に刊行予定です。
 宮沢賢治の深いメッセージをどうぞ存分にお楽しみください。


宮沢賢治の心を読む〈1〉

宮沢賢治の心を読む〈1〉

  • 作者: 草山 万兎
  • 出版社/メーカー: 童話屋
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本



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新刊絵本「夜まわりクマのアーサー」 [絵本]

テレビ朝日「世界が愛した絵本」コーナーにて、「夜まわりクマのアーサー」が紹介されます。10月1日(土)20:51~20:54 テレビ朝日系列・全国ネットです。

アーサーはぬいぐるみのクマですが、象10頭分の力持ちで、空手も黒帯の達人。夜、子どもの夢に出てくる恐いおばけをやっつけます。そのアーサーが迷い子になって、女の子のベラは大騒ぎ。子どもが成長するエピソードが生き生きと描かれています。


夜まわりクマのアーサー

夜まわりクマのアーサー

  • 作者: ジェシカ メザーブ
  • 出版社/メーカー: 童話屋
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: 大型本



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辻征夫さん

6月15日の朝日新聞一面コラム「天声人語」に
詩人辻征夫(故人)の「婚約」という詩の一節が紹介されました。

鼻と鼻が
こんなに近くにあって
(こうなるとしあわせなんてもんじゃないんだなあ)
きみの吐く息をわたしが吸い
わたしの吐く息をきみが
吸っていたら
わたしたち
とおからず
死んでしまうのじゃないだろうか……
(後略)

この詩は、ぼくが編集した
「船出」という詩集に載っています。
辻さんの詩は、故茨木のり子が大好きで、
ぼくの編集を手伝ってくださいました。
茨木さんが好きな詩は
「学校」「春の問題」「かぜのひきかた」「船出」などです。

特に「学校」は、江戸っ子で気風が良くてお洒落で
ユーモアのある辻さんの面目躍如たる詩だといって
諳んじてみせてくれました。
学校の先生のひとりごとの詩で
今日は、学校をずる休みすることにします。
「わたしは教師だが教師だって時には学校なんかに行きたくない日があるんだよ」
そこで二人で散歩にでかけます。
ぼんやりしている娘が

 おとうさん?

 なあに?

 あしたは学校へ行く?

 どうしよう

 いけば?

 うん

ちなみに、この天声人語を書いたのは論説のFさん。詩歌に造詣が深く
ぼくがつくりつづけている詩文庫シリーズの愛読してくださり、時折こうして
引用紹介をしてくださいます。

詩集の名前と出版社名を書いてくださると、詩を読む読者がもっともっと増えると思うのですが、
なんかいけずうずうしいようで頼んだことはありません。



船出

船出

  • 作者: 辻 征夫
  • 出版社/メーカー: 童話屋
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 単行本



天声人語に「日本のさくら」(大木実)紹介。 [Weekly 詩の定期便]

朝日の天声人語には時折時節に適う佳い詩句が紹介され読者の好評を得ているが、この4月17日には大木実さんの「日本のさくら」の一連が引用された。

 もういちど はじめから
 やり直そう
 そう思った
 さくらの花を仰ぎながら

文中では陸前高田市の寺でこの日花見が行われると記した後、戦争が終わって命ひとつで復員してきた大木実さんが祖国の土を踏んだ心情をうたった作と紹介している。

この日知人、友人から問い合わせが相次いだ。茨木のり子さんの示唆もあって、ぼくは2008年に大木実さんの詞華集「きみが好きだよ」を童話屋で編集した。「日本のさくら」の二連以降は次のとおり。

 ボロの復員服を着て
 ボロ靴をはき
 南方帰りのぼくに
 日本の春は寒かった
 さくらの花だけが鮮やかだった

 家もなく
 金もないが
 いのちがある
 もういちど、そう思った
 あのときぼくは三十だった

 あの年のさくらのように
 さくらはことしも美しい
 ゆめのように
 希望のように
 梢に高く咲いている

東京のぼくの住まいの近くの桜は4月1日に咲いて10日に散った。樹の黒い幹にはもう既に来年の花の色を宿している、と聞く。

きみが好きだよ

きみが好きだよ

  • 作者: 大木 実
  • 出版社/メーカー: 童話屋
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本



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